こんにちは、 プリマリタル(結婚前)カウンセラーの桜子です。
今回の記事は、カップル(結婚前のカップルや夫婦)で行うカップルカウンセリングについて。
カップルカウンセリング
目的:カップル間の円満な関係の維持、カップル間の関係修復
方法:プリマリタルカウンセラーによるカウンセリング
近年、多様化する時代も相まって、カップル問題で悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。
とはいえ、
・仲のいい友達には話しにくい
・まだ弁護士に相談するレベルではない
そんな時に活用していただきたいのが、カップルカウンセリングになります。
夫婦生活で悩むカップルが増えた理由
・核家族が増えたことで、家庭内の問題が顕在化しやすくなった。
・夫婦間の役割が不明確になったことで、どう役割分担してくかを上手に話し合えずストレスが溜まってしまう。
・世の中の変化スピードが早く、環境も変化しやすいので考えるべき内容が増えすぎた。
など様々。
欧米と違い日本人は、カウンセリングという文化に慣れていないというのも、問題を深刻させてしまう原因の一つになっています。
そのため、本来話し合うことさえできれば、別れる必要のなかったカップルが、別れてしまうというケースも非常に多いのです。
一度は運命の相手だと思った人。解決できる方法があるのであれば、本質的な改善は別れだけではないはずです。
そもそも話し合えていないだけだったカップルのケース
もっとも多いのがこのケース。
夫婦生活を続けているうちに、恋人時代は話し合えていたことを話し合わなくなり、いつしかそれが日常に。
気づいた時には、何か不満や気になることがあっても、今更話し合うきっかけもない。
読みながら、思い当たる方も多いのではないでしょうか?
夫はお金を稼いでくれさえすればいいや、と本心で割り切れている人なんてほとんどいませんし、今の世の中、終身雇用なんてものは存在しません。
とはいえ、夫婦関係において、一度話し合わない日常が当たり前になってしまったら、もう二度と、あの頃には戻れないのでしょうか?
そんなことはないはず。
どこかでお互いに期待はしていて、より良い関係に慣れたらいいよな、と心の中では思っていたりするものです。
カップルカウンセリングは、忘れかけていた「話し合う」ことの大切さを思い出してもらうための時間でもあるのです。
「愛しあっていれば、お互い気持ちは言わなくても分かり合える」
と勘違いしている方もいるかもしれませんが、そんなものは幻想にすぎません。
脳科学の世界では、阿吽の呼吸で夫婦が分かり合えるようになるのには、35年かかる、と言われています。
今の状況を軽く考えずに、気づいたら改善する努力をすることも大切です。
カップルカウンセリングの内容例
カップルの問題は様々なので、もちろん一概に言えることではありません。
が、どんなカップルにも知っておいて損はない内容というのもあります。
・男女脳の違いをお互いが理解することで、思い合える土台を作る
・男女のコミュニケーションへの求めるものの違いを知る
・様々なカップルの事例によるアドバイス
・非合理な思い込みを理解する
などです。
まずは知ること、それをカップルで共通認識すること、が解決への近道になってきます。
カウンセラーをしていて多々感じることとして、実は話し合うだけで解決できる程度の問題だった、というケースが本当に多いという事実。
物事を深刻化していたのは、単なる思い込みにすぎないかもしれません。
また、ここで明確にしておくべきが、弁護士との違いです。
カウンセラーというのはあくまでも中立の立場にあるものなので、どちらかの意見につく、というようなことはありません。
よって、相手と関係をよくしたい、という気持ちが大前提必要です。
カップルカウンセリングでは、どちらが正しい、正しくない、という二元論で会話をする場ではないのです。
最後に
カップルカウンセリングは、まだ日本では気軽に受ける方が少ないのも事実ですが、欧米などでは気軽に、カウンセリングを受けるという習慣があります。
人間、自分一人で抱えられる悩みなんてそう多くはないですし、大きな事態に発展する前に、改善する努力をする、というのはとても前向きな解決策ではないでしょうか?
もし、カップルでの関係に悩んでいる方がいるならば、気軽にカウンセリングを活用してみるくださいね。
きっと、これからの時代は、欧米同様、日本でもそのような習慣になっていくはずです。